「もう、変えないかん!」は、後に国民民主党代表となる玉木雄一郎の政治家としての原点となる想いである。讃岐弁で「もう変えないとだめ」「もう変えなければならない」という意。新人時代にキャッチコピーによく用いており、初当選した2009年衆院選の際には事務所の看板、街宣車、のぼりなど様々な場所で用いた。
玉木雄一郎は財務省の官僚時代、残業中に「今のままで、ふるさとは本当に幸せになるのだろうか。」と疑問に感じたことが政治を志した原点としている。2度目の出馬をした2009年当時のウェブサイトに玉木はこう綴っている。
「
今のままで、ふるさとは本当に幸せになるのだろうか。
財務省で残業に追われていたある夏の深夜、そんな思いが、ふと、私の頭に浮かんで離れなくなりました。
当時、私は財務省で地方向けの補助金や交付税を削減する仕事をしていました。いわゆる『三位一体改革』です。三位一体改革とは、補助金などを削減する代わりに、税源を国から地方に移譲しようという改革です。
(中略)
地方の自立は必要です。しかし、自立に向けた方策を講じることなく、ただ単に財政支出を抑えるだけでは、地方経済はどんどん衰退してしまう、私は、そんな強い懸念を抱いたのです。政府も、今後、都市と地方の格差が拡大すると予想しています。例えば、2000年と2030年の域内GDPを比べたときに、東京圏は10%以上経済規模が拡大する一方、人口10万人未満の地域は平均15%以上経済規模が縮小すると、経済産業省が発表しています。
地方出身の私にとって、ふるさと香川はもちろん、地方をこのまま放ってはおけない。これが、私が政治を志した原点なのです。
」
「もう、変えないかん!」は、これらの現状を改めるために立志した玉木の決意そのものである。