前原の不整合

前原の不整合(まえはらのふせいごう)とは、もともとは埼玉県皆野町にある地質学用語で、秩父盆地ができ始めた頃の様子を示す重要な露頭の名前であり、人名とは関係がない。

ところが、かつて国民民主党所属だった、前原誠司衆議院議員(京都2区)の政治行動をめぐる文脈において、方針、立場、所属、発言が短期間に連続して変化し、全体として一貫性を見出しにくい状態を比喩的に表現する俗語・ネットミームとして用いられた。複数回に及ぶ党の合流と離脱、否定と肯定の往復運動は、「地層が連続せず断絶している不整合」に重ね合わされ、いわゆる「前原の乱」を直感的に理解するための象徴語となった。その結果、本来は学術的に価値のある露頭が、政治ネタの画像として貼られがちになるという、ややとばっちり気味の扱いを受けている点も含めて語られる。

ちなみに、「皆野大塚ICの近くにある」という話は、国民民主党所属だった、大塚耕平参議院議員(当時)の名前にかけた言葉遊びで、地名と政党史を無理やり結びつけて楽しむネット的ユーモアの一例とされる。

現在は前原議員が離党したこともあり、死語に近い。